探さないと 見つからない・・・ 宝物
とっさに 開かれた・・・ 思い出
久々に 振り返った・・・ 過去
本をドタドタとかき混ぜる音がしていた。
気になった僕は走ってそこにむかった。
そうすると、そこにいたのは母さんだった。
「え〜っと、確かこのあたりにあったはずなんだけど・・・。」
「どうしたの?かあさん、こんな大きな音たてて」
このときの僕の年は中学2年ぐらいだった気がする。
「ちょっと、昔のアルバムを・・・探してるんだけど・・・
見あたらなくて。」
「いつ頃のアルバム?」
「たしか、ここにあったはずなんだけどねぇ・・・あっ、何か言った?」
独り言のように言っている言葉にかき消されたのだろう・・・
「いや、それってどんなのかな?」
「中学校の時のなんだけど・・・あ、あった、あった。こんなに埃かぶって。
ちょっと、タオル持ってきてくれない?」
「はいはい。」
と言って、にこやかな表情をしている母さんを見て
台所にぞうきんをとりにいった。
でも、あんな表情の母さんは久しぶりだなぁ、たぶん
はじめてかもしれないと思いながらもどった。
「ありがとう。」
あの表情のままの母さんは僕からぞうきんを
奪い取ったという表現が正しいような動作で
僕の手のぞうきんをもらった。
そして、アルバムを拭き始めた。
じっと、 見守っていた。
拭き終わったそのアルバムからは卒業文集という文字が
出てきていた。
「それって卒業文集じゃないの・・・?」
「あ、そうともいうわね。」
にっこりと笑いながら言葉をあっさりと返された。
卒業文集を見始めるとたくさんの独り言を
言い始めた。
うわ〜、こんなに若い時もあったのねぇ。
美枝子ちゃんってモテモテだったんだよ・・・
今どうしてるのかな?・・・・
「かあさん、どうして文集さがしてたの?」
「来月、今さっき同窓会があるって電話があって
中学校で集まりに行くのは、初めてだから・・・
ウフフ。」
母さんの笑顔は、懐かしさをときめかせていた。
そして、僕も将来はどうなるんだろうとおもった。
思い出は、大切なんだよね・・・いつまでも
探す きっかけも また 突然 やってくるんだね
明日は、僕の同窓会みんなどうしてるかな?